「今夜の献立、何にしよう?」
「冷蔵庫にある食材で何か作れないかな?」
そんな悩みを解決する自分専用のAIアシスタントを作ってみませんか?
今回は、ノーコードAI開発プラットフォーム「Dify」を使って、料理名を入力するだけで、材料から作り方、さらに楽しみ方まで提案してくれる「料理レシピ自動生成ツール」の作り方を解説します。
Difyとは?
Difyは、誰でも簡単にAIアプリケーションを開発・運用できるオープンソースプラットフォームです。
プログラミングの知識がなくても、視覚的な操作で「プロンプトエンジニアリング」から「ワークフロー構築」までを行えます。
公式サイト:https://dify.ai/
作成手順:料理レシピ生成AIの構築
1. プロジェクトの作成
まずはDifyにログインし、新しいアプリを作成します。
今回は、処理の流れを自由にカスタマイズできる「ワークフロー」形式を選択します。
- アプリ名: FoodRecipe_LLM(任意の名前でOK)
- アプリのタイプ: ワークフロー

2. 入力フィールドの設定
ユーザーが「料理名」を入力できるように設定します。
「開始」ノードをクリックし、右側の設定パネルで「入力フィールド」を追加します。
- 変数名: recipe_name(例)
- ラベル: 料理名
- タイプ: テキスト

3. LLM(AIモデル)の設定とプロンプト
次に、AIの頭脳となる「LLM」ノードを追加します。
モデルは「GPT-4」などを選択し、以下のようなプロンプト(指示書)を設定します。
あなたはプロの料理研究家です。以下の料理について、魅力的なレシピを作成してください。
料理名
{{recipe_name}}
出力フォーマット
料理の魅力
材料(2人分)
作り方(ステップバイステップで)
美味しく食べるためのポイント(楽しみ方)

4. 結果の出力設定
最後に「終了」ノードを追加し、LLMが生成したテキストをユーザーに表示するように設定します。
出力変数として、先ほどのLLMノードの出力結果(text)を指定します。

動作テスト:オムライスのレシピを作ってみる
設定が完了したら、右上の「公開する」ボタンを押し、アプリを実行してみましょう。
試しに「オムライス」と入力してみると…

材料から手順、楽しみ方まで、しっかりと構成されたレシピが生成されました!
まとめと応用アイデア
今回は基本的なレシピ生成ツールを作成しましたが、Difyを使えばさらに高度なカスタマイズも可能です。
- アレルギー対応: 「卵なし」「乳製品なし」などの条件を追加できるようにする。
- 画像生成: DALL-E 3などと連携して、料理の完成イメージ画像を生成する。
- 買い物リスト化: 生成された材料リストをLINEやNotionに送信する。
ChatGPT単体でも同じようなことはできますが、Difyを使って「アプリ化」することで、家族や友人に共有したり、自社のWebサイトに埋め込んだりと、活用の幅が大きく広がります。
ぜひ、あなただけのオリジナルAIツールを作ってみてください。
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