「Pythonで書かれたこのロジックを、JavaScriptで書き直したい」「古い言語のシステムをモダンな言語に移行したい」といったシーンで、手作業での書き換えに時間を取られていませんか?
Difyの「Code Converter(コードコンバーター)」テンプレートは、ある言語で書かれたコードスニペットを入力するだけで、指定した別のプログラミング言語に瞬時に変換(翻訳)してくれるテキスト生成アプリケーションです。
構文の違いをAIが吸収してくれるため、マルチ言語対応やシステム移行の工数を劇的に削減します。
Code Converterとは:プログラマーのための翻訳機
このテンプレートは、入力されたソースコードのロジックを解析し、ターゲットとなる言語の文法に合わせて再構築して出力します。
単なる「置換」ではなく、LLM(大規模言語モデル)の理解力を活かして変換するため、その言語特有の書き方(イディオム)やライブラリの違いもある程度考慮されたコードが生成されます。
エンジニアの作業補助はもちろん、学習中の言語への変換を通じて理解を深める用途にも最適です。
Difyで構築する機能概要
本テンプレートは「テキスト生成」タイプであり、非常にシンプルな構造で動作します。
- ソースコード入力:変換したい元のコードを貼り付けます。
- ターゲット言語選択:Python, JavaScript, Go, Javaなど、変換先の言語を指定します。
- 変換実行:AIがロジックを維持したまま、指定された言語でコードを生成します。

【重要】最適化モデルの設定詳細(プロンプト構成)
このテンプレートの精度は、AIへの指示(プロンプト)と入力変数の設計にかかっています。
以下は、実際に動作するモデルの設定内容です。
| 設定項目 | 内容・設定詳細 | |
|---|---|---|
| アプリタイプ | テキスト生成 (Text Generation) 対話履歴を持たず、入力に対して一発で結果を返すシンプルな形式です。 | |
| 入力変数 (Variables) | ユーザーが入力を求められる項目です。 1. language (セレクトボックス):Python, JavaScript, Java, Go, C++など、変換先の言語を選択肢として定義します。 2. code (段落テキスト):変換元のソースコードを貼り付けるエリアです。 | |
| 前提プロンプト (System Prompt) | 役割とタスクの定義 「あなたは熟練したプログラマーです。以下のコードを {{language}} に変換してください。コードのみを出力し、解説は省いてください。」といった指示が含まれます。 ※解説を省くことで、エディタにすぐ貼り付けられる出力を目指します。 | |
| モデル設定 (Model) | 推奨モデル:Claude 3.5 Sonnet / GPT-4o コードの論理構造を正確に維持するためには、コーディング能力に定評のあるモデルを選択することが重要です。 | |
DifyでCode Converterを構築・有効化する手順
以下の手順で、コード変換ツールを導入できます。
- テンプレート選択:Difyの「探索」から「Code Converter」テンプレートを選択し、ワークスペースに追加します。
- 言語リストの調整:入力変数「language」の設定を開き、自社でよく使う言語(例:TypeScript, Rustなど)を選択肢に追加・整理します。
- モデル設定:GPT-4oやClaude 3.5 Sonnetなど、高精度なモデルを選択します。
- 動作確認:簡単なPythonコードを入力し、JavaやGoに正しく変換されるかテストします。
実行イメージ
以下は、実際にコードを入力して変換を実行した結果です。
元のロジックが保たれたまま、指定した言語の構文で出力されていることがわかります。

このテンプレートを活用するメリット
言語の壁を取り払い、開発スピードを加速させます。
- 移行コストの削減:レガシーシステムのリプレース時など、大量のコードを書き換える際の初稿作成として利用することで、工数を大幅に短縮できます。
- 学習効率の向上:「自分が知っている言語で書くとこうだけど、あの言語だとどう書くんだろう?」という疑問を即座に解決できます。
- マルチプラットフォーム対応:iOS(Swift)のロジックをAndroid(Kotlin)に移植する際などに強力な補助ツールとなります。
まとめ
Code Converterは、プログラミング業務における「翻訳作業」を自動化する、シンプルながら効果絶大なテンプレートです。
特定の言語しか書けないメンバーでも、このツールを使うことで多言語プロジェクトに貢献できる可能性が広がります。
ミラーマスター合同会社では、このような開発支援ツールの導入だけでなく、GitHubのプルリクエストと連携して自動でコードレビューや変換を行うCI/CDパイプラインの構築支援も承っております。開発プロセスの効率化をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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