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【チャットフロー】ファイル翻訳(File Translation)::AI自動翻訳の完全ガイド

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大量のドキュメントを翻訳する際、ただ言語を変換するだけでなく、「専門用語を正しく扱ってほしい」「親しみやすいトーンにしてほしい」といった要望を持ったことはありませんか?

Difyの「File Translation(ファイル翻訳)」テンプレートは、ファイルをアップロードして翻訳するだけでなく、ユーザーとの対話を通じて翻訳の質を向上させる高度なチャットフローです。

この記事では、Dify標準のテンプレートをベースに、日本語化および最適化されたワークフローの仕組みと、各ノードの役割を詳細に解説します。

目次

File Translationとは:対話型AI自動翻訳

File Translationは、アップロードされたドキュメントを指定の言語に翻訳する機能に加え、ユーザーからのフィードバック(要望)を即座に反映できるAIアプリです。

初回の翻訳だけでなく、その後の会話で「もう少しフォーマルに」「この用語はこう訳して」といった指示を出すことで、AIが意図を汲み取り、より精度の高い翻訳文を再生成します。

Difyで構築するFile Translationの機能概要

本テンプレートでは、Difyのチャットフロー機能を活用し、以下のロジックで翻訳を実行します。

Dify File Translation ワークフロー図

【重要】最適化モデルのワークフロー詳細(ノード表)

このテンプレートは、初回翻訳と修正指示を分岐させて処理することで、スムーズな翻訳体験を実現しています。

以下は、実際に動作するモデルの全ノード構成と設定内容です。

アイテム名(ノード名)処理内容・設定詳細
開始 (Start)ワークフローの開始点 ユーザー入力として以下を受け付けます。 ・翻訳する文章(ファイルから抽出されたテキスト)
・翻訳対象言語(例:日本語、英語など)
IF/ELSE (IF/ELSE)処理の分岐 現在の会話が「最初のアップロード時」か「後続の対話(修正指示)」かを判定します。
IF(初回):ファイルのテキスト抽出と翻訳へ進む
ELSE(2回目以降):ユーザーの要望を分析して再翻訳へ進む
(IF) ドキュメント抽出 (Doc Extractor)テキストの抽出 アップロードされたファイル(PDF, Word等)からテキストデータを抽出します。
 ∟ 変数割り当て  (Variable Assigner)変数の保存 抽出されたテキストを conversation.text という会話変数に保存し、後続の処理で利用できるようにします。
 ∟ LLM翻訳  (LLM)初回翻訳の実行(使用AI:GPT-4o) 抽出されたテキストを指定されたターゲット言語へ翻訳します。
プロンプト要約: 「あなたは翻訳者です。文脈を維持し、適切な文法・構文で正確に翻訳してください。専門用語や文化的ニュアンスも考慮すること。」
 ∟ 回答  (Answer)初回結果の出力 翻訳されたテキストをユーザーに表示します。
(ELSE) ユーザーの意図 (LLM)要望の分析(使用AI:GPT-4o) ユーザーからの追加指示(例:「もっとカジュアルに」)を解釈し、翻訳の要件定義書としてまとめます。 プロンプト要約: 「ユーザーの入力を読み、トーン、用語、スタイルに関する具体的な要件を特定し、箇条書きで要約してください。」 ※これにより、曖昧な指示も明確な翻訳ルールに変換されます。
 ∟ LLM翻訳  (LLM)再翻訳の実行(使用AI:GPT-4o) 保存されていた原文(conversation.text)に対し、分析された「ユーザーの要件」を適用して再翻訳を行います。
プロンプト要約: 「以下の要件に従い、再度翻訳を行ってください。(抽出された要件)」
 ∟ 回答  (Answer)修正結果の出力 要望を反映した新しい翻訳結果をユーザーに提示します。

DifyでFile Translationを構築・有効化する手順

以下の手順で、この便利な翻訳アプリを自身のワークスペースに導入できます。

  1. Difyのダッシュボードから「探索」→「File Translation」テンプレートを選択し、ワークスペースに追加します。
  2. アプリ作成画面でアイコンや名前(例:AI翻訳プロ)を設定します。
  3. ワークフロー画面で、上記のノード表に従って設定を確認します。特にLLMノード(GPT-4o)のプロンプトが意図通りか確認してください。
  4. 「公開」ボタンを押し、アプリを実行します。

実行イメージ

ファイルをアップロードし言語を選択
翻訳結果に対し、チャットで修正指示が可能

このテンプレートを活用するメリット

最大のメリットは、一方的な機械翻訳ではなく「対話しながら翻訳を磨き上げられる」点です。

  • 文脈理解:GPT-4oが文書全体を理解した上で翻訳するため、文脈の不整合が起きにくい。
  • 柔軟な修正:「もっと自然に」「箇条書きにして」といった指示をチャットで出すだけで、即座に修正版が手に入ります。
  • 業務効率化:PDFやWordファイルをそのまま投げられるため、テキストのコピペ作業が不要になります。

まとめ

DifyのFile Translationテンプレートは、翻訳業務を単なる「変換作業」から「AIとの共同作業」へと進化させます。

海外資料の読み込みや、多言語でのドキュメント作成など、グローバルな業務において強力なサポーターとなるでしょう。

ミラーマスター合同会社では、このようなDifyテンプレートの導入支援や、さらに自社独自の用語集を組み込むようなカスタマイズ開発も承っております。翻訳業務の効率化をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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