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ローンの利息計算方法!元金・金利から返済額を算出する仕組み

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「融資を受けたいが、毎月の返済額がいくらになるかイメージできない」
「元金がなかなか減らないのはなぜ?」

事業を拡大するために、多くの企業が金融機関からの「借入(ローン)」を活用します。

借金は悪ではありません。手元の資金を厚くし、投資に回すための「時間を買う」行為です。

しかし、金利や返済方法の仕組みを理解していないと、想定以上に利息を支払うことになり、資金繰りを圧迫しかねません。

今回は、ローン返済における利息計算の仕組みと、事業計画に役立つシミュレーションの基礎知識を解説します。

目次

借金返済シミュレーションの7つの確認事項

ローンの返済額を計算する前に、以下の条件を明確にする必要があります。

  1. 金利タイプ:固定金利か、変動金利か?
  2. 返済方法:元利均等返済か、元金均等返済か?
  3. 利息計算:単利か、複利か?
  4. 返済頻度:毎月返済か、年払いか?
  5. ボーナス払い:併用するか、しないか?
  6. 期間設定:返済回数で決めるか、月々の金額で決めるか?
  7. 端数処理:初回で調整するか、最終回で調整するか?

「元利均等」と「元金均等」の違い

事業用ローンや住宅ローンで最も重要なのが、この「返済方式」の選び方です。

1. 元利均等返済(がんりきんとう)

毎月の返済額(元金+利息)が一定になる方法です。

  • メリット:毎月の支払額が変わらないため、資金繰りの計画が立てやすい。
  • デメリット:初期は利息の割合が多く、元金がなかなか減らない。総支払額は多くなる。

2. 元金均等返済(がんきんきんとう)

毎月返済する「元金」を一定にし、そこに利息を上乗せする方法です。

  • メリット:元金が確実に減っていくため、総支払額(利息総額)が安く済む。
  • デメリット:返済開始直後の支払額が最も高く、初期の資金繰りが苦しくなりやすい。

金利の仕組み:固定と変動

金利タイプ特徴向いているケース
固定金利完済まで金利が変わらない。市場金利が上がっても影響を受けない。長期的な返済計画を確定させたい場合。
変動金利市場動向(短期プライムレート等)に合わせて金利が見直される。固定より金利が低い傾向。金利上昇のリスクを許容できる場合や、短期返済の場合。

単利と複利の計算ロジック

預金や投資では「複利」が有利ですが、借入の場合は逆に負担が増える要因になります。

単利(Simple Interest)

当初の元金に対してのみ利息がかかります。

利息 = 元金 × 金利 × 期間

複利(Compound Interest)

利息が元金に組み込まれ、その合計額に対してさらに利息がかかります(利息が利息を生む状態)。

元利合計 = 元金 × (1 + 金利)^期間

まとめ:正確な計算はツールに任せよう

借入金の返済計画は、Excel関数(PMT関数など)や、銀行サイトのシミュレーションツールを使えば一瞬で算出できます。

重要なのは、計算式を暗記することではなく、「どの返済方式が自社のキャッシュフローに最適か」を判断することです。

無理のない返済計画を立て、借入金を有効活用して事業を成長させましょう。また、複雑な資金調達や税務処理については、早めに専門家(税理士)に相談することをお勧めします。

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